ボーイスカウトって何?

スカウトとは「先駆者」のことで、ボーイスカウトは「自ら率先して幸福な人生を切り開き、社会の発展の先頭に立とうとする少年」という意味を持っています。

ボーイスカウトは約100年前、イギリスで始まりました。現在は、世界の169の国と地域で約4,000万人が、日本国内で約10万5,000人が加盟する世界最大の社会教育運動です。

子どもたちの好奇心や探究心にこたえる活動を通して、心身ともにバランスの取れた人格の形成を目指します。なお、特定の宗教や政治団体との関わりはありません。 (ボーイスカウトとガールスカウトは別団体ですが、8団は女の子も大歓迎です!)

さらに詳しく知りたい方は、ボーイスカウト日本連盟のホームページをご覧下さい。

どんなことをするの?

日曜日の午前中(月2,3回)妙福寺保育園での集会を基本に、キャンプやハイキング、工作やスポーツ、奉仕活動にエコロジー活動、世界中の仲間との交流など、楽しい活動がいっぱいあります。ブログに載っている各隊の年間計画書や、Facebookものぞいてみてください!

親は毎回参加するの?

ビーバー隊の活動は保護者の同伴が必要です。子どもが入隊すると、保護者は自動的に育成会(保護者会)のメンバーとなります。ボーイスカウトでは、子どもを預けっぱなしにする、という感覚はなじみません。

キャンプでの食事準備の手伝いや活動の見守り、餅つきやお楽しみ会の裏方、バザー実施など、保護者の協力が不可欠な場面が多くあります。このような取組を通じて、同じ年代の子どもを持つ保護者同士の連帯感が生まれ、親同士の新たな友情を育むこともできます。

また、スカウト活動を補助するカブ隊のデンリーダーを、保護者が勤めるというシステムの他、お子様が入隊して一定期間が過ぎると本部の講習会への参加などもあります。講習会に参加することによってスカウト活動への理解が深まるとともに、子どもとのかかわり方の参考にもなります。

ボランティア精神に富んだ多数の大人の目で、子どもの成長を見守るボーイスカウトならではの関わりは、スカウトだけでなく保護者の方々の人生も豊かにしてくれることでしょう。アウトドアやスカウト活動の得手不得手、経験の有無については心配ご無用です。保護者の皆さまもぜひ一緒に楽しんで頂ければ幸いです

大きな大会もあるの?

人種・宗教・言語など、あらゆる違いを越えて、世界中でスカウト活動が積極的に展開されています。

2015年、日本の山口県で、4年に一度世界中のスカウトたちが集う第23回世界ジャンボリーが開催されました。世界155の国と地域から約3万4,000人が参加し、多くの仲間たちと友情を深め合いました。会場には皇太子殿下も訪れ「私は1982年、1986年のジャンボリーで野外料理やテント生活を体験し、その素晴らしい思い出は、今も深く心に染み込んでいます」と英語でスピーチされました。また、大会の前後には、全都道府県で7,000人以上のホームステイ受け入れを行いました。

この他にも、ボーイスカウトには、さまざまな国への派遣プログラムの実施があります。国内最大級のキャンプ大会である日本ジャンボリーにおいても海外からの参加隊を多数受け入れ、同じ志を持ったスカウトたちがともにキャンプ生活を行う、生きた国際交流を体験できる機会があります。
※開催時期や、人数の定めにより参加できないこともあります。

これまでに2 億5,000 万人以上の人々が人生の一時期をボーイスカウトとして過ごし、それぞれの社会の有能な一員として活躍しています。ボーイスカウト活動が今日も世界的規模で発展しており、実績が高く評価されているのは、活動の意義が広く世界に認められている証といえます。